先日Journal of Neuroinflammation(IF:5.193)に掲載された論文がプレスリリースされました。
■プレスリリースの内容はこちら
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/research/pdf/Jou_Neu_20190422.pdf
※オープンアクセスジャーナルですので,論文の内容はどなたでもご覧いただけます
■論文はこちら
https://jneuroinflammation.biomedcentral.com/…/s12974-019-1…
論文タイトルは「Hyperactivation of proprioceptors induces microglia-mediated long-lasting pain in a rat model of chronic fatigue syndrome(慢性疲労症候群のラットモデルにおいて固有感覚の活動亢進はミクログリアを介して長期持続性疼痛を誘発する)」です.
この研究は,2014年にGLIAに掲載された論文の続報です.
2014年のGLIAへの報告は,「慢性疲労症候群で見られる異常な痛みの原因の一部は脊髄内の免疫細胞、ミクログリアの活性化である可能性を発見した」という内容でした.
実はこの発表時,Google ニュースの科学部門で1位になるほど注目され,テレビの報道番組で取り上げられました.
しかし,この研究では「なぜ持続的なストレスを負荷すると脊髄の免疫細胞であるミクログリアが活性化するのか?」という疑問が残りました.
その疑問を5年間追求し研究した結果を論文として発表されました.